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2019年4月6日 lanケーブルにおける20m以上と20m未満

lanケーブルにおける20m以上と20m未満

インターネット通信に使用するlanケーブルには、太い1本の銅線が採用されている単線と、複数の細い銅線を束ねている撚り線があります。

前者は外来ノイズを受けにくい特徴があるので、20m以上の長距伝送に向いています。しかし、撚り線よりも柔軟性が低く硬めですから、狭い場所での配線には不向きだといえます。一方の撚り線は、銅線の表面積が多い分ノイズにはやや弱いものの、柔らかく取り回しが良いので曲げて敷設が可能です。このように、lanケーブルといっても大きく2つの種類があって、20m以上かそれ未満で使い分けることができます。

lanケーブルは高周波でデータを伝送しますから、被覆の外からやってくるノイズは速度低下を引き起こす天敵です。勿論、カテゴリーによっては厳重にノイズ対策がされていますし、20m以上の長距離伝送用はシールドが施されます。それでも曲げた部分はノイズが入り込みやすいので、なるべく曲げないように配線することが必要です。

lanケーブルの性能を引き出したいのであれば、20m以上の長さではなくても、最短距離で配線を行う必要があります。単線は、lanケーブルに限らず硬いのが常識ですから、狭い場所や曲げて敷設する用途には不適格です。ただ、20m以上の長距離配線だと耐ノイズ性が活きるので、直線的に長く敷設を行いたい場合に最適です。撚り線は性能よりも取り回し重視と考え、機器の裏側に曲げて配線をする時などに役立ちます。

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