生活で便利な結束バンド
2019年8月9日 メガソーラーの固定に使用する結束バンドの特徴

メガソーラーの固定に使用する結束バンドの特徴

一度締め付けると緩むことが無く、物を固定出来る結束バンドは今や一般家庭でも用いられるようになったアイテムです。

元は電気工事の際、電気ケーブルを一か所に束ねるために使用されていた部材でしたが、工具を必要とせず簡単に用いられることが人気となって様々な建設現場でも広く流用されています。一般的な結束バンドはポリ塩化ビニール製で作られていて、バンドの裏面には「トラッキング」という凹凸が備わっています。このトラッキングのおかげでバンドは一方向にしか動かすことが出来ず、一度締めると緩む事がありません。

この基本構造はそのままで、より大きくて重たい機材を固定するのにも結束バンドは使われています。そのひとつが「メガソーラー」で、重さ200kgにも対応している専用のバンドも開発されたほどです。メガソーラーを固定するためのバンドはナイロン66という特殊な糸をポリ塩化ビニール製の中に含ませていて、耐候性にも長けているのが特徴です。

バンドの太さは約12cmあり、一般家庭用ソーラーはもちろん工業用の高出力対応のソーラーパネルでも使用することができます。メガソーラーになぜ結束バンドが使用されているのかというと、ソーラーパネルは定期メンテナンスが必要な機材であり、メンテナンス時は一度固定台座から取り外す必要があります。結束バンは普段はしっかりとパネルを固定していますが、取り外す時はニッパーといった手軽な工具を使えば簡単に外せるという利点があるからです。

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