生活で便利な結束バンド
2019年8月15日 塩害で結束バンドは脆くなります

塩害で結束バンドは脆くなります

複数の電線やケーブルなどをまとめるのに結束バンドはとても重宝しますが、屋外で使用する際には塩害に注意する必要があります。

特に飛来塩が来やすい沿岸地帯で使用する場合は注意しなければいけません。飛来塩と屋根などに使われている亜鉛めっきが反応して塩化亜鉛ができ、それが結束バンドに染み込みナイロンを劣化させてしまうことがあるからです。劣化してしまうと、結束バンドが破断してしまいトラブルの元になります。塩害に弱いのはナイロン66という材質で、これは通常のバンドに使われているものです。

塩害を防ぎたいということであれば、ナイロン11製のものを使えば、塩化亜鉛が付着しても劣化しにくいでしょう。塩害は塩化亜鉛だけではありません。塩化カルシウムというのも同じようにナイロンを劣化させてしまいます。塩化カルシウムはどんなものに含まれるかというと、冬に道路にまく融雪剤や凍結防止剤に入っています。

ですから、雪国などで結束バンドを利用する場合は注意しなければなりません。沿岸部じゃないからといって、うっかり66ナイロンを使うと破断してしまうかもしれないのです。結束バンドを蝕むのは塩害だけではなく、水分や熱・太陽から降り注ぐ紫外線などもあげることができます。屋外で雨にさらされたり、太陽がガンガンに照りつけたりするような環境下でバンドを使う場合は、ちゃんとそれぞれの耐性を持った素材で作られているものを使わないといけません。

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