lanケーブルには作りや形状などで様々な分類ができますが、単線ケーブルとより線ケーブルに分類することも可能です。
単線ケーブルというのは、ケーブル内に存在している何本かの銅線のそれぞれが1本の銅線でできているもののことをいいます。1本1本の銅線が太くしっかりしており、ケーブルが硬いのが特長です。そのため頑丈だというメリットがありますし、ノイズも入りにくく通信が安定しているということも言えるでしょう。ただし単線は強度はありますが、硬いので曲げにくかったりして扱いにくいというデメリットがあります。
曲げて狭いスペースに収めようとしても収まりきらなかったりするので、コンパクトに配線したい場合などは考えものです。もし省スペースで配線したいというのであれば、より線タイプのlanケーブルを使った方がいいかもしれません。より線タイプのものは、内部の銅線がそれぞれ複数の銅線をより合わせて作られているものです。より線タイプのケーブルは、単線ケーブルに比べて柔らかく取り扱いがしやすいという特長があります。
狭い場所などでコンパクトにまとめたいときなどは重宝するかもしれません。ただし、より線lanケーブルは強度に不安がありますし、ノイズにも弱いため通信が不安定になる場合もあります。これらのことを踏まえて、最適な配線を考える必要があります。一般的には、長距離で配線する時は頑丈で安定した単線を使い、短距離でつなげる箇所などではより線を使うのがいいかもしれません。